論文紹介


Clin J Pain 2011;27:392–397


Pain-induced Changes in the Activity of the Cervical Extensor Muscles


Evaluated by Muscle Functional Magnetic Resonance Imaging


(疼痛による頚部伸筋群の活動変化;mfMRI評価)


Barbara Cagnie, PhD, Shaun O’leary, PhD,James Elliott,z Ian Peeters, MSc,


Thierry Parlevliet, MD,and Lieven Danneels, PhD


Abstract
目的:本研究は、頚部伸筋群エクササイズ中の実験的頚部痛による頚部伸筋群活動変化を筋fMRIを使用し評価するものである。

方法:15人の健常者における多裂筋、頚半棘筋、頭半棘筋、及び頭板状筋、2レベル(C2-C3,C7-T1) 左右両側の活動を評価した。計測は、休息時と頚部伸筋群エクササイズ後に無痛状態、右上部僧帽筋疼痛誘発状態(Hypertonic Saline筋注) で行われた。

結果:疼痛状態では、多裂筋、頚半棘筋両側C7-T1レベルで活動低下がみられた(P=0.045)。頭半棘筋では両条件下で有意差はみられなかった。頭板状筋では、左C2-C3レベルでT2上昇がみられ(P=0.008)、右C7-T1レベルでT2低下がみられた(P=0.023)。

考察:本研究は、頚部伸筋群エクササイズ中、疼痛発症直後における頚部伸筋群の深部筋、浅部筋への影響を調べた最初の研究である。本結果は頚椎部外傷早期における頚部伸筋群の評価に有用出来るであろう。 


カイロプラクティックドクター小倉のカイロコラム

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