カイロプラクティック理論 その2
ヒトの背骨、骨盤は何故歪むか?それは二足動物である我々の宿命である。
(ヒトは常に重力に逆らって生きている ⇒ ヒトは常に背骨に負荷を受けながら生活している)
ヒトの脊柱(背骨)は、頸椎が7個、胸椎が12個、腰椎が5個、合計24個の椎骨がチェーンのように関節、椎間板により連結し、直立位を維持している。脊柱の上には頭が乗り、下には骨盤が存在する。骨盤も一つの骨でできているわけではなく、腸骨(坐骨、恥骨を含め一つの骨)と仙骨とから成り、仙腸関節、恥骨結合という関節により連結されている。
直立位を維持するため、或いは身体の動作のためには上記の骨格構造に着く筋肉の作用が必要である。ヒトは左右均等に手足を使うことは困難であり、例えば、立位、座位で考えてみると、どちらか一方の脚に体重を乗せて立っていたり、どちらか一方の脚を組んで座っていたりということが多いのではないだろうか?それら偏った体重の負荷は骨盤、腰椎部の筋肉のバランスを狂わせたり、骨盤の歪みに直接的に影響を及ぼすことになる。手においても、ヒトには利き手というものがあり左右均等に使っていることは少ない。腕は肩関節で身体と連結されているが、その肩関節は連結が弱く、背中からの筋肉により身体と連結されているといっても良い。故に、左右の首、肩、背中の筋肉も左右均等には使われておらず、肩凝りなどの原因になり得る。
従って、脊柱、骨盤は、日常生活の中で自然と歪んでしまうといえるのである。
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